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2008年2月27日 (水)

昨日、友達がチャリでこけた。俺の隣で前のめりになってこけた。
軽い気持ちで「大丈夫か?」と聞いたら、友達は「切った」とだけ答えた。
友達から流れる血。今も俺の左手に残る昔の記憶と重なる。
戸惑う俺と、「痛い」と言って血まみれになっている友達。自転車で転んだだけなのにおびただしい血。
戸惑いながらも、とりあえず救急車を呼んだ。

俺は転んだ原因を知っている。そして、その原因は俺のせいでもある。そもそも、今日部活を休んでまで彼を誘ったのも俺だった・・・。
あの時誘わなければ、あんな馬鹿なことをしなければ・・・頭の中を後悔だけが埋め尽くす。
そんなとき、彼は「お前のせいじゃない。お前は何も言わなくていい。面倒なことになると厄介だから・・・」と言ってくれた。
血だらけで、痛くて、不安で苦しいはずなのに、俺をはげましてくれた。なのに俺は、おどおどしてるだけで、役立たずで、はげますどころかどうやって声をかければいいのかすらわからなかった。
友達を乗せた救急車を見送りながら、自分の駄目人間っぷりを悔いた。
気付けば俺は意味もなく海へと来ていて、風の強い中、一人でさっき起こったことを考えていた。
血だらけの友達の姿が目に焼き付いて離れない。
自分は生きていない方がいいんじゃないのか、いっそいなくなったほうがいいんじゃないかとまで考えたが、むしろ色々な人に迷惑をかけるだけな気がしたので思い止まり、その日は家で大人しくしていた。

そして、その日・・・俺はバイトを辞めた―――。

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